パラジウムの婚約指輪の特徴

● パラジウムの婚約指輪の特徴

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パラジウムとはどんなもの?

パラジウムは金属の種類の一つで、婚約指輪に利用される際は地金に使用されます。
結婚指輪や婚約指輪にはプラチナが定番とされていますが、パラジウムはプラチナの代わりだと思っていただければ間違いありません。
婚約指輪に使用されるパラジウムの特徴は、プラチナと比較するとわかりやすいでしょう。
まず価格ですが、希少価値が高いプラチナと比べてパラジウムは半分程度の予算で購入することが可能です。
安価な分輝きが劣るのかと問われれば、そうでもありません。
輝き具合や強度に関してはプラチナと同じくらいとされています。
むしろパラジウムのほうが硬く、傷がつきにくいというメリットもあります。
パラジウムのほうが軽く、指に重たさを感じにくいことから軽い付け心地も実現させます。
パラジウムとプラチナの価格差は、単にプラチナのほうが希少価値が高いからという一点に過ぎません。
ただし、金属アレルギーを持っている人は気を付けたほうがよさそうです。

パラジウムが主流にならないのはなぜ?

プラチナと同程度の品質を誇るパラジウムですから、婚約指輪市場も安価なパラジウムの指輪のほうが支持を得そうなものですが、実際にはそれほど普及されていません。
その理由は加工がしにくいためだと推測できます。
諸外国ではパラジウムの指輪は一般的になっているようですが、日本国内ではまだパラジウムを指輪の素材として使用するケースは稀であり、加工できるノウハウを持った企業が少ないのでしょう。
加えて、日本では婚約指輪といえばプラチナであり、それ以外の選択肢を検討する人自体が少ない点も普及しない理由に挙げられます。
パラジウムはパラジウムならではの良さがたくさんあります。
日本でパラジウムの婚約指輪を販売しているブランドは少ないですが、婚約指輪の費用を押さえれば結婚指輪を高価にしたり、結婚式や引き出物を豪華にしたりもできますので、検討の価値はあるでしょう。