結婚指輪の歴史

● 結婚指輪の歴史

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結婚指輪に関連する歴史を知ろう
結婚指輪に関連する歴史を知ろう

結婚指輪は、結婚すると夫婦で身につけるアイテムと知っている人は多いですが、結婚指輪の歴史を知っている人は少ないのではないでしょうか。
結婚指輪には、長い歴史があります。
結婚しているカップルの中には、結婚指輪は必要ないものだと思っている人もいますが、結婚指輪の歴史を知ることで、毎日身につける大切さがわかるのではないでしょうか。
結婚指輪の前に、婚約指輪をプレゼントすることが多いですが、婚約指輪の歴史は古代ローマ時代から始まります。
その時代は、妻をお金で買うという習慣があったため、婚約成立した時に花嫁の父親にその代金として指輪で支払っていたのです。
指輪を渡すのは、結婚の時ではなく婚約時です。
婚約が売買契約を結ぶという習俗に基づいていることがわかります。

結婚指輪の習慣が長く続いている理由とは
結婚指輪の習慣が長く続いている理由とは

結婚指輪の歴史は、キリスト教時代になってから始まりました。
花嫁に結婚指輪を与えて、忠誠を求めます。
現在では、結婚指輪はシンボル的な存在でしかありませんが、結婚指輪が持つ迷信や言い伝えの力が大きいです。
古代のアニミズムの時代からは指輪は霊力が備わっており、魔除けの力があると考えられました。
古代ギリシャ時代では、銀の指輪は邪悪な眼差しを避け、宝石がついた指輪は霊力が宿るなどと言い伝えられています。
また、ティロル地方では、指輪は幸運をもたらすとしており、子供誕生から、結婚式など人生の節目にはめられます。
戦場に行く兵士の無事を願って、妻が夫に指輪を送る習慣もありました。
このような様々な迷信は、現在はあまり信じられなくなってはいますが、災いを防ぎ幸運を呼び寄せるという期待感を指輪に求める思いがあります。
結婚指輪はパートナーから送られるものであることから、結婚指輪の習慣は長く続いているのではないでしょうか。
現在では、ファッション的な意味合いも強くありますが、結婚指輪の歴史を知り、身につける意味を知ることは大切なことでしょう。