婚約指輪のお返しは必要?

● 婚約指輪のお返しは必要?

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婚約指輪は結納時の結婚記念品のひとつだった!?

プロポーズをする時に、男性から女性に贈られる婚約指輪。
女性はその婚約指輪をもらうだけでよいのでしょうか?
もともと婚約指輪というのは、結納の時に男性の家から女性の家に贈られる結婚記念品の中のひとつでした。
結納とは結婚が決まった両家の正式な顔合わせであり、男性の家から女性の家へ婚約の証明、相手の家への挨拶として縁起物を贈る儀式です(地域によっては女性の家でも準備し、交換するところもあります)。
縁起物は正式には9品目で、嫁入りのための支度金である結納金をはじめ、長熨斗、末広、友白髪、松魚節、寿留女(するめ)、子生婦(こんぶ)、勝男武士(かつおぶし)などで、
これらの結納品を記載した目録を添えて贈っていました。
この結納品は婚姻関係を結ぶ席での酒の肴を贈ったことに由来し、時代や地域によっても違いますが、徐々に略式化され、7品目、5品目、3品目など奇数で減り、交換する場合は両家数を揃えます。
こういった結納品に婚約指輪も加わっていましたが、今では結納自体を行うことが少なくなり、男性が女性に婚約指輪を贈るだけというシンプルな形が多いようです。
そのため、婚約指輪は結納代わりという考え方であれば、「結納返し」として女性からもお返しをした方がいいでしょう。

婚約指輪のお返しの金額相場とふさわしい品物は?

婚約指輪を男性から女性に贈るというのはプロポーズの印でもあり、結納の代わりでもあります。
昔の一般的な結納の場合であれば、贈られた全ての品の3分の1から2分の1の品を結納返しとして用意していましたが、婚約指輪を贈られただけであれば、通常は「半返し」が基本と考えていいでしょう。
ただ、あまりにも高価なものであったり、金額が分からないものであれば、10万から20万を目安に、男性の欲しいものや好みを聞いてから購入することをおススメします。
安い買い物ではないので、常に身につけておけるものや、よく使うもの、欲しいと思っていたものなど、人によって違いますが、何か記念になるものがいいでしょう。
人気があるのはダントツで腕時計ですが、高級万年筆、スーツ、ネクタイピン、財布といった日用品や、カメラ、ゴルフクラブ、釣り竿など、本人の趣味に関するものも人気です。